134日目
- 筆者
- 2022年9月6日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月10日
私は6:00頃起床。昨夜は0:15頃就寝。
奈津子は5:45頃起床。昨夜は21:30頃に鎮痛剤を服用し就寝。1:30頃、トイレに起きた。2:00頃、鎮痛剤を追加で服用した。3:00頃から再び眠り、起床までに一度だけ起きた。 ホットパックは、追加で貰わなかった。最近、ホットパックから徐々に離脱する傾向にあるそうだ。
今日は、午前に理学療法、午後に理学療法と作業療法があった。
理学療法では、メインで担当してもらっている理学療法士に診てもらった。マッサージ、ストレッチ、体幹強化トレーニングをいつも通り熟し、マット上での歩行訓練をした。電極を付けて、階段も含めた院内での歩行コースでも歩行訓練をした。最後に肩のマッサージを受けた。訓練後、毎分42回転で、12分間、ペダリングをした。
お昼ご飯前に、40分間程度仮眠した。デリバリーの際、部屋の外から見た奈津子は、少しすっきりした顔をしていた。
午後の理学療法では、ワイピングをした。机上のタオルに両手を伏せて置き、腕を伸ばして、上体を倒す。倒れて行く際に、奈津子が痛いタイミングを理学療法士に伝え、肩と腕の筋肉の状況を触診してもらいながら、痛みのある個所を特定したそうだ。そこを重点的にマッサージしてもらった。最近の全体的な傾向としては、肩関節はしっかり動くが、肘周辺の筋肉や筋に痛みを感じるため、肘をしっかり伸ばすことが出来ないそうだ。
最近、私も母に、同じワイピングをするときに「左腕をしっかり伸ばして」と注意していたりする。母は「体がそうなってるんだ」と言い訳するが、「目でちゃんと見て、伸ばしたら伸びるんだから」と何度も言うと、それがちゃんと伸びる。ただ、母の言い分が、もっともだなと思うところもある。「ボディースキーマ(身体図式)」という脳の機能がある。「身体の感覚情報に基づいて作られた脳の中の自分」だ。この機能は体のパーツの位置関係や、力学的特性、重力に対する定位を含んでいて、経験を通してダイナミックに変化するそうだ。麻痺やケガで、この機能情報が変質してしまい、理想と現実とのギャップが生じる。加えて、しばらく動かしていないことで、肘を曲げる筋肉と伸ばす筋肉とくっついてしまっていた場合、脳が肘を伸ばす指令を伝達した際に、曲げる筋肉にもその指令が伝わってしまうエラーが起きることもあるらしい。ボディースキーマを、正確にマッピングし直す必要がある。奈津子は今、肘周辺のボディースキーマを取り戻そうとしているところだと思われる。肘を無理なく伸ばしたり、負荷をかけることで、実際に使いながら脳にマッピングしなければならないのだ。
数日前の自主トレの歩行訓練の映像を観て、私は「装具の設定を変えたほうがいいのでは」と奈津子に進言していた。今日、理学療法士と相談し、装具士が来院する際に、調整してもらおうということになったそうだ。
作業療法では、「痛み日記」を2日分、タイピングした。1日目を打って、少し休んでから2日目を打った。以前は、1日分をタイピングするのに6分間程度かかっていたが、最近では3分間程度で入力できるようになったそうだ。最後に、明日、調理実習する予定の「クレープ」の生地作りをした。材料を混ぜ、一晩、生地を寝かせる。自宅から持ってきた冷凍したマロンペーストに、少し砂糖とラム酒を加え、マロンクリームを作った。明日は、チョコバナナ味とマロンクリーム味のクレープを作るそうだ。「上手に焼けるかな、出来栄えが楽しみ」と奈津子。「包み方の予習もばっちり」と張り切っていた。
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リハビリ映像
自主トレ映像
奈津子の朝昼晩ご飯
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